はじめして、「つちのこ」と申します。
まずは簡単に自己紹介をさせてください。
経歴
福祉系大学を卒業後、障害者福祉施設に入職し、入所施設の現場職員として十数年働いています。
主に重度の知的障害を伴う自閉症(ASD)の方々の支援をしています。
多くの人が強度行動障害を呈しており、初めは圧倒されながら、彼らに学ばせてもらいながら力を付け、なんとか生活を支えることができるようになっていきました。
そして多くの研修に参加し、スーパーバイズを受け、ベテランと呼ばれる職員層になってきた頃、施設内での支援だけでなく、地域で生活されている方達の支援も担当するようになりました。
地域の強度行動障害を持つご本人やそのご家族、所属されている事業所を支援し、連携して地域生活を応援する事業や、地域の事業所の困りごとを実際にご本人と関わりながら解決するような仕事をしてきました。
その中で、ある課題が大きくなってきたのを感じたのです。
伝えるって難しい
今まで自分がしてきた療育支援を「分かりやすく」伝えることがあまりにも難しかったのです。
施設内ではある種の「共通言語化」した言葉を使ってやり取りし、同じ支援観を持っているので齟齬もありません。
そんなふうにしてしか自分の支援を言葉にしてこなかったために、施設外で大苦戦しました。
まず初見ではなかなか理解してもらえず、何度もやり取りを積み重ね、支援の効果を実感してもらい、やっとやってきたことの意味が伝わるといったことを繰り返しました。
何度かやっていくうちに必要なことを「口頭」でお伝えすることはできるようになりました。口頭でのやり取りは、お互いの考え方や認識をすり合わせていくことができるので、比較的容易です。
しかし、いまだに分かりやすく文章にすることはできていません。
このブログの目的
このブログでは、私が今までできなかった「支援の言語化」ができるように修行の意味を込めて立ち上げました。
これまで読んできていただいてお気づきかと思いますが、私は文章を書くのが苦手です。
自分の言いたいことをダラダラと書く癖があります。
読み手の気持ちになってみたり、分かりやすい表現を選んだり、端的にまとめると言う練習をしつつ、言葉に落とし込めていない支援を言語化していくのかこのブログの目的です。
どれほどの方に見ていただけるか分かりませんが、見ていただいた方にとって分かりやすく、そして何かの役に立つ記事づくりを心がけていきます。
よろしくお願いいたします。